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中部乳癌会議

第11回
2015年2月28日-3月1日
  • 【第1部 特別講演】
    聖マリアンナ医科大学 津川 浩一郎 先生
    「 我が国の乳癌診療の未来を考える
           -次世代の専門医育成のために- 」
  • 【第2部 Debate】
    名古屋大学 澤木 正孝先生
    趣旨説明及びディベートに関してPDF
  • 症例1:術前薬物療法として、化学療法を勧める
              VS 術前薬物療法として、ホルモン療法を勧める


    ・55 歳閉経後女性。
    ・初診時、左乳房外上部に4.5x4.0cm 硬結触知、dimpling(-)N(-)
    ・CNB にて、浸潤性乳管癌
    ・ER 陽性(Allred score: 8 点)、PgR 陽性(Allred score: 4 点)、
    ・HER2(0)、グレード2、Ki67=15%と診断。
    ・担当医は、左Bt+SN+乳房再建術をお勧めしたが、乳房再建術は希望されず。患者さんは乳房温存療法目的の術前薬物療法を希望された。

    チームA:術前薬物療法として、化学療法を勧める / 試験案 PDF
    チームB:術前薬物療法として、ホルモン療法を勧める / 試験案PDF

    ★ディスカッションポイント
    ・腫瘍縮小率と副作用などを考慮した場合、どちらの術前治療が患者さんに有益か?

    症例2:内分泌療法のみ VS 化学療法 → 内分泌療法

    ・40 才閉経前女性
    ・既往歴)20 歳:左卵巣の胚細胞腫瘍(yolk sac tumor)にて、左付属器切除。 術後、BEP 療法( Bleomycin / Etoposide / Cisplatin) x 3 サイクル
    ・現在、月経は、月1 回で周期的にあり。
    ・検診にて、左乳房に腫瘤陰影を指摘され、精査の結果、乳癌(cT1N0M0)と診断。
    ・温存希望なく、左乳房切除+センチネルリンパ節生検、術中、SNLN(1 個)陽性のため、level II まで腋窩郭清施行。
    ・病理結果は、Invasive ductal carcinoma
    ・腫瘍径6mm、ly0, v0, Nuclear grade 1、腋窩リンパ節 1/13 個
    ・ER: Allred TS8(PS5+TS3), PgR:Allred TS2(PS1+IS1)
    ・HER2:IHC(0)、Ki-67 10.3%

    ・術後薬物治療について以下のいずれを選択するか。

    チームC:内分泌療法のみ / 臨床試験案
    チームD:化学療法 → 内分泌療法 / 臨床試験案

    ★ディスカッションポイント

    ・この腫瘍は、内分泌療法に感受性が高いか低いか?

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