第6回 2010年3月6-7日 |
63歳、59歳時に左乳癌(広範なDCISを伴う浸潤癌)で乳房切除術施行(Bt+SLNB) 病理結果:invasive ductal carcinoma, IIa1, t=15x8mm, HG:3, n:0/1(SLN), ER:0, PgR:0, HER2:3+, Ly(-), v(-) 術後AC x 4cycle施行(Hereceptin保険適応なし) 術後2年で、肝転移(4cm)出現。Herceptin + weekly paclitaxelk開始して3カ月でCRとなる。 6カ月まで同治療継続した後に、Herceptin単剤に変更して、2年間CRが継続中(PET異常なし、腫瘍マーカー正常)。 Herceptinを継続するかどうか本人も迷っている(金銭的な面もあり) チームA:Herceptin継続 チームB:Herceptin中止 症例2:RT+TAM vs RTのみ 58歳、検診でamorphous, clustered 石灰化を指摘。 ステレオガイド下マンモトーム生検でDCISと診断。 事前のMRIで限局性との判断で手術はBpのみ施行。 病理結果:非浸潤性乳管癌、Van-Nuys:2, ER(+), PgR(+), HER2:0, 断端陰性 術後治療は? チームC:RT+TAM チームD:RTのみ 症例3: 術前化学療法→手術(可能なら温存)vs 乳房切除術+同時再建 46歳閉経前(未婚、子供なし), T=3.5cm, N(-) 本人は乳房喪失は可能な限り避けたいと思っている。 針生検施行:invasive ductal carcinoma, IIa1, ER:8, PgR:4 HER2:0 どちらの治療法を勧めますか? チームD:術前化学療法→手術(可能なら温存) チームB:乳房切除術+同時再建 症例4:ホルモン療法のみ vs 化学療法→ホルモン療法 56歳閉経後。乳頭浸潤を認める3.5cmの腫瘤あり。 CNBにて浸潤性乳管癌、ER8, PgR8, HER2(1+),G1。 N(-)であったため、治療前センチネルリンパ節生検施行したところ、n(+)(4/4)であった。 4ヶ月後に息子の結婚式を控えており、脱毛のない術前ホルモン療法を強く希望されたため、AI6ヶ月投与。 術後に化学療法を行うことに同意されていた。 手術(Bt+AX)施行、pCR(DCISのみ残存)、n(-)(0/12)。 チームC:ホルモン療法のみ チームA:化学療法→ホルモン療法 |
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